爆破テロ後初のホーム試合 Rソックス「BOSTON」胸に戦う

[ 2013年4月21日 09:40 ]

試合前、連続爆破テロの犠牲者を悼み黙とうするレッドソックス・上原(中央)ら

ア・リーグ レッドソックス4―3ロイヤルズ

(4月20日 ボストン)
 連続爆破テロがあったボストンを本拠地とするレッドソックスは20日、事件後初めてホームでの試合を開催し、フェンウェイ・パークに約3万5千人の観衆が訪れた。19日に予定されていた試合が、容疑者が逃走中だったことなどから中止となっていた。

 球場には半旗が掲げられ、試合前のセレモニーには、マサチューセッツ州のパトリック知事、爆発現場となったマラソンのゴール付近で救援活動に当たった消防士やボランティアらが参加した。犠牲者の写真をスクリーンに映し出し黙とう。場内放送で「これまでで最大、最高のマラソンをまた開催する」と宣言した。

 レッドソックスはチーム名の入ったホーム用のものでなく、胸に「BOSTON」と入れた特別なユニホームで試合に臨んだ。ユニホームはオークションにかけられ、収益はテロの被害者支援基金に回る。レッドソックスの上原浩治投手は「今までは野球が普通にできることが当たり前だった。特別な日」と思いを口にした。

 球場周辺は市警や軍が厳重に監視し、爆発物探知犬がダッグアウトにまで入って危険物を警戒。ファンは金属探知機を通過して入場した。(共同)

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