前代未聞の珍プレー 1度の出塁で2度二盗挑戦

[ 2013年4月21日 06:00 ]

ナ・リーグ ブルワーズ5―4カブス

(4月19日 ミルウォーキー)
 ブルワーズのセグラが1度の出塁で2度の二盗を試みるという前代未聞のプレーを演じた。「二盗成功→逆走で一塁→二盗失敗」という流れで実現し、大リーグ公式サイトも「歴史上まれなプレー」として大々的に報じた。

 「逆走」が起きたのは8回。無死一塁から一塁走者のセグラが二盗に成功。その後、一、二塁となり、二塁走者のセグラが今度は三盗を試みたが、投手のけん制により二、三塁間に挟まれた。挟殺を逃れ、何とか二塁に戻ったが、そこには一塁走者ブラウンが到達しており、二塁ベース上に2人の走者が。2人ともタッチされたが、この場合はセグラに占有権があるため、後位の走者ブラウンがアウトに。セグラは自分がアウトだと勘違いし、一塁ベンチ方向へ戻りかけたが、すぐに自分はアウトの宣告をされていないことに気づき慌てて一塁ベースに戻った。

 セグラは2死後、二盗を試みたがタッチアウト。1度の出塁で二盗を2度成功させるという快挙は逃したが、自らの走塁ミスが招いた珍事だけに「リプレーも見たくない」と表情を曇らせた。トム・ハリオン責任審判は「規則上は全て正しい判断」と説明した。

 ▼公認野球規則7・08(i) 「走者が正規に塁を占有した後に塁を逆走したときに、守備を混乱させる意図、あるいは試合を愚弄(ぐろう)する意図が明らかであった場合。この際、審判員はただちにタイムを宣告して、その走者にアウトを宣告する」。セグラのケースは意図した逆走ではなく、勘違いから起きたプレーと審判団は判断した。同規則は、1911年にセネターズ(現ツインズ)が一、三塁から重盗を狙った際、三塁走者が生還できなかったため、二盗に成功した走者が一塁に「盗塁」後、再び重盗をしかけたことを契機に「故意の逆走禁止」の規定として設けられたとされる。

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