黒人の子供たちの野球離れ深刻 大リーグが委員会設置

[ 2013年4月13日 06:00 ]

 大リーグの開幕ロースターに占めるアフリカ系米国人の割合が近年減少し、今季は8・5%であるとニューヨーク・タイムズ紙などが伝えた。同紙によると最多だった86年は19%。危機感を持つバド・セリグ・コミッショナーは10日に委員会を設置して協議し「何が原因で何が必要なのか明らかにしたい」と話した。

 黒人の子供たちの野球離れを懸念し、用具を贈るなどの支援活動を行っているタイガースのハンターは「大学フットボールやバスケットボールの方が奨学金の全額支給が多く、人気がある」と話す。全米大学体育協会(NCAA)1部校の規定で野球部に割り当てられる全額奨学金はフットボールの約14%で、バスケットボールよりも少ない。支援の輪には、ブレーブスのJ・アップトンら多くのアフリカ系米国人選手が加わっている。

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2013年4月13日のニュース