広島 3年ぶり2者連続弾!指揮官「まさかあそこでポンポンと」

[ 2013年4月13日 06:00 ]

<中・広>8回、右中間に1号ソロを放ち、永田コーチ(左)に祝福される広島・松山は満面の笑顔

セ・リーグ 広島5-4中日

(4月12日 ナゴヤD)
 敵地で鮮やかな逆転勝ちだ。広島に劇的な連続弾が飛び出したのは、1点を勝ち越された直後の8回、1死走者なしの場面。4番・エルドレッドが左翼席へ同点の2号ソロを叩き込めば、5番・松山は右翼席へ11年10月8日のヤクルト戦(神宮)以来となる勝ち越しの1号ソロを運んだ。

 殊勲の2人は興奮を隠せないでいた。「ああいう場面での一発は、チームが自分に求めていること。嬉しいよ」。エルドレッドは白い歯をのぞかせる。ヒーローインタビューを受けた松山も「やっと出たぁ1号。何を打ったか覚えていない。今でも体が震えています」と破顔一笑だった。

 10年8月22日、横浜(現DeNA)戦での広瀬、岩本以来となる2者連続弾。昨季2勝6敗1分けと苦戦した敵地で逆転勝ちしての最下位脱出に野村監督も「まさか、あそこで2人がポンポンと。こんなに広い球場で逆転できたのは(嬉しい)ね」と興奮気味だった。

 ▼広島・中崎(同点の7回から登板し勝ち越しを許したが、その裏に味方が逆転してプロ初勝利)うれしくないです。打たれたことで頭がいっぱいです。勝ったのでこれをきっかけにしたい。

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2013年4月13日のニュース