球児 3失点救援失敗も幸運なメジャー初白星「9回の攻撃の集中力はすごい」

[ 2013年4月13日 07:28 ]

ジャイアンツ戦の9回に登板し、メジャー初勝利を挙げたカブス・藤川

ナ・リーグ カブス4―3ジャイアンツ

(4月12日 シカゴ)
 カブスの藤川は12日、シカゴでのジャイアンツ戦に2―0の9回に抑えとして登板したが、1回を3安打1死球1暴投で3点を与え、逆転を許した。しかし、チームが逆転サヨナラ勝ちを収め、幸運なメジャー初白星が付いた。

 藤川は1死を取った後、安打と自身の暴投で三塁まで進まれると、3番サンドバルの右前適時打で1点差にされ、さらに2死一、三塁で6番ベルトに適時2点二塁打を浴び、逆転を許した。

 その裏カブスは代打ナバロが右翼へ同点本塁打を放ち、2死走者なしから中前打で出塁した1番デヘススが、2番カストのが中越え二塁打で生還。カブスは連日の逆転負けを回避した。

 敗戦投手から一転して勝利投手になった藤川は「打者の反応がつかみ切れておらず、うまくいかなかった」と、すべてが初対戦となる打者相手だけにまだ戸惑いを隠せない様子。「メジャーの9回の攻撃の集中力は、それまでの回と違う」とも話し、あらためて大リーグで生きていく厳しさを実感したようだ。

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2013年4月13日のニュース