直感で「入る気がしていた」藤浪プロでも甲子園へ

[ 2012年10月26日 06:00 ]

阪神1巡目指名を受けナインから胴上げされる藤浪(中央)

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(10月25日)
 【阪神1位 藤浪晋太郎 投手・大阪桐蔭】「甲子園の申し子」と言っても過言ではない藤浪だからこそ赤い糸で結ばれていた。甲子園で春夏連覇を達成した右腕にはこれ以上似合いの球団はなかった。今ドラフト最多の4球団が競合し、抽選で阪神が交渉権を獲得すると、すぐに藤浪に満面の笑みが広がった。

 「阪神は人気球団。凄く熱く応援していただけるイメージがある。プレッシャーを力に変えて頑張りたい」

 早速、阪神の帽子をかぶり、カメラに向かってポーズを取った。チームメートからは胴上げで祝福された。高卒新人ながら即戦力との期待もかかる中、「開幕1軍というこだわりはない。数年後でもいいので、しっかり結果を残したい」と謙虚な言葉とともに足元を見つめた。

 直感で「何となく阪神に入る気がしていた」と言う。05年9月29日の阪神―巨人戦。当時、小学生だった藤浪少年は阪神のリーグ優勝を甲子園のスタンドで見届けた。それもあって「縁があるなとあらためて思った」という。甲子園ではいまだ負けなし。「甲子園のマウンドは投げやすい。できるだけ負けないようにしたい。大阪桐蔭の先輩である中村さん(西武)や中田さん(日本ハム)とも対戦したい」と意気込んだ。

 さらに「異例」の目標を口にした。「自分から引退と言える選手はなかなかいない。引退試合をやってもらえる時があるなら、ファンに惜しんでもらえる選手になりたい」。今季、阪神では金本、城島が引退試合を行ったが、入団を前に自らの引き際まで青写真を描けるのも、ある意味、自信の裏返しだった。

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