引退の小久保 サプライズ両軍ナイン胴上げに「感謝」

[ 2012年10月19日 21:45 ]

<日・ソ>9回2死二塁、小久保は遊飛に倒れる

パ・リーグCSファイナルS第3戦 ソフトバンク2―4日本ハム

(10月19日 札幌D)
 敵地・札幌ドームでソフトバンク・小久保が宙に舞った。日本ハムの日本シリーズ進出を祝うセレモニーの最後にサプライズが待っていた。

 今季限りでの引退を表明している小久保に稲葉ら日本ハムの選手が花束を贈り、19年間の労をねぎらう。そして両チーム選手による胴上げ。パ・リーグを代表するスラッガーの目は真っ赤だ。

 現役最後の打席はチームにとって終戦を告げる打席となってしまった。2点を追う9回2死二塁。一発が出れば同点の場面に「正直大きいのを狙いにいった」というが、日本ハムの守護神・武田久のスライダーを打ち上げ、遊飛に倒れた。

 日本ハムとのCSファイナルステージは第1戦、第3戦に先発出場しながら結局7打数無安打。この日は6回に失点につながる失策も犯した。悔いが残る試合。だが、「まさか胴上げをしてくれるとは。感謝の気持ちが湧き出た」。野球人生に悔いは残していない。

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