どうした?原巨人 貧打連敗 4、5番が2試合計1安打…

[ 2012年10月19日 06:00 ]

<巨・中>9回無死一塁、三振に倒れた阿部(左)を見つめる巨人・原監督

セ・リーグCSファイナルS第2戦 巨人2―5中日

(10月18日 東京D)
 東京ドームには大きなため息が漏れた。6試合制となった08年以降、1勝のアドバンテージがある1位チームが初戦から連敗したのは初めて。巨人・原監督は会見の席に着くなり、濡れタオルで顔を拭うと、悔しさを押し殺すように絞り出した。

 「2試合終わって1つ負けが先行したというところですね。あした、しっかり切り替えて戦うということでしょう」

 打線がつながらない。前日の第1戦は5安打で1点。この日は今季わずか1勝の伊藤を攻めあぐね、6安打で2点。「ちょっと不安定なところをね、立ち直らせた。2点が大きかったのでしょう」。指揮官が嘆いたのは序盤の攻防だった。

 初回1死一塁から坂本の右翼線二塁打で先制したが、4番・阿部、5番・高橋由がもうひと押しできなかった。阿部はフルカウントからの内角高めの直球に空振り三振。高橋由もフルカウントから内角高めの直球で見逃し三振に倒れ、流れが止まった。その後は7回1死まで1人の走者も出せず18人連続アウト。昨年10月8日以来の対戦となった右腕に封じられた阿部は「良かったというしかない」とうなだれた。

 貧打の要因の一つとして、中日バッテリーの配球の変化に対応できなかったことが挙げられる。今季初対戦の伊藤についても、各選手はデータで特徴をインプットしていた。しかし、橋上戦略コーチは「球種の割合が変わっていた。ツーシームが多かった」と分析。巨人打線は今季リーグトップの455四球を選んだ。それは低めのスライダーや落ちる球の見極めが徹底されていたから。そこで中日バッテリーは、大きな変化ではなく、手元で微妙に動き打者の芯を外すツーシームを軸に攻めてきた。得点できない焦りも重なり、力んでしまう悪循環。同コーチは「強引さが目立ちましたね。その辺でつながりを欠いている」と術中にはまったことを認めた。

 7回に今シリーズ7打席目で初安打を放った阿部は「負ける時はそんなもんだよ。きっかけになってくれればいいけど」と前を向いた。3連敗なら王手をかけられる瀬戸際。打線の奮起なくしてCS突破は見えてこない。

 ≪1勝2敗の負け越しは今季の巨人が初≫巨人が2連敗。セ、パCSファイナルSで、6試合制となった08年以降の1位球団を見ると、2戦目までにアドバンテージの1勝を含む3勝0敗が今季の日本ハムまで4球団。また、2勝1敗が5球団あったが、1勝2敗の負け越しは今季の巨人が初めてだ。CSのチーム打率は・175と低迷。今季東京Dでは47勝11敗6分け、勝率・810と強さを誇ったがここ2試合は地の利を生かせない。

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