堂上剛が決めた!中日延長戦制し3年連続日本シリーズに王手

[ 2012年10月19日 21:42 ]

10回2死一、三塁、代打・堂上剛が中前に決勝打を放つ。投手西村、捕手阿部

セ・リーグCSファイナルS第3戦 中日5-4巨人

(10月19日 東京D)
 クライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ(6試合制)は19日、第3戦を行い、セ・リーグは中日が延長10回に代打・堂上剛が決勝打を放ち3連勝。3勝1敗(巨人のアドバンテージ含む)として、3年連続の日本シリーズ出場へ王手をかけた。

 巨人が20歳の宮国、中日が47歳のベテラン山本昌が先発。初回、宮国は3者凡退と上々の立ち上がり。その裏、山本昌は先頭の長野に四球を与え、送りバントなどで2死三塁のピンチを招いたが、4番・阿部をボテボテの一ゴロに仕留め、無失点。

 2回、宮国は1死からブランコに左前打を許すと、平田、森野に連続四球で満塁。続く谷繁に左前2点適時打を浴びて、中日に先制を許した。山本昌は1死から村田に四球を与え、ボウカー、寺内に連打を浴び1失点。宮国が犠打で送り2死二、三塁と一打逆転のピンチを招いたが、長野を二ゴロに打ち取ってしのいだ。

 3回、宮国は先頭の大島に二塁打を許し、荒木が送って井端が右犠飛。巨人は再び2点を追う展開になった。山本昌は谷、坂本、阿部の主軸を3人できっちり抑えた。

 4回、宮国は2死から森野に中前打を浴びたが、谷繁を遊ゴロに抑えた。山本昌は1死から村田に右越えのソロ本塁打を浴び、1点差に迫られた。

 5回、宮国は2死から荒木に四球を許したが、井端を二ゴロに抑えた。山本昌は三者凡退に抑え、勝ち投手の権利を得た。

 6回、巨人は宮国から福田に交代。先頭の和田にソロ本塁打を浴び、続くブランコに四球、平田に右前打を許し1つもアウトを取れず降板すると、高木京が登板。森野が犠打で送り1死二、三塁とされるが、谷繁を中飛に抑え、山崎には四球を与えたが大島を遊ゴロに切って取り満塁のピンチをしのいだ。中日は山本昌に代えて田島を投入。1死から阿部に左前打を許し、続く高橋に同点本塁打を浴びた。

 7回、巨人は高木京からマシソンに継投。三者凡退に抑えた。中日は田島に代えてソーサ。1死から長野に投手強襲安打を許し、犠打で二塁まで進んだが、坂本を右飛に打ち取った。

 8回、巨人はマシソンに代えて山口を投入。2死から四球と安打で一、二塁とされるが、代打の松井を三ゴロに抑えた。中日はソーサから小林に継投。2死から村田に四球を出したが、後続を断った。

 9回、山口は1死から荒木に左前打を浴びたが、続く井端、和田を抑えた。中日は小林に代えて武藤。三者凡退に抑え、延長戦に突入した。

 10回、巨人は守護神の西村が登板。先頭のブランコに三塁強襲安打を許し、平田に送らせなかったものの、森野に左前打を浴び1死一、三塁のピンチに。谷繁が2度に渡ってスクイズを試みたものの、どちらもファウルでスリーバント失敗に倒れた。しかし続く代打の堂上剛に中前打を浴び、1点勝ち越された。中日は守護神の岩瀬を投入。好守にも助けられ、3人でピシャリと封じた。

続きを表示

この記事のフォト

2012年10月19日のニュース