初のリーグ制覇ならず…イチローぼう然 4本のアーチが頭上通過

[ 2012年10月19日 09:46 ]

タイガース戦の4回、ペラルタの左越え2ランを見送り、肩を落とすヤンキースのイチロー
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ア・リーグ優勝決定シリーズ第4戦 ヤンキース1―8タイガース

(10月18日 デトロイト)
 ヤンキースはこの日も打線が沈黙し、屈辱の4連敗。3年ぶりのワールドシリーズ進出を逃した選手たちはガックリと肩を落として引き揚げた。

 6点ビハインドの6回、ヌネスがチーム初安打となる左中間三塁打で出塁し、スウィシャーの右二塁打で生還。終わってみれば打線が放ったのはこの2安打だけで、9イニング中6回も三者凡退。タイガース4投手の前に計12三振を喫した。自慢の強力打線は今シリーズ4試合で計6点に終わり、ジラルディ監督は「チームが打てなかった。得点できなければ勝てない」と完敗にため息だった。

 頼みのエース左腕サバシアは2本塁打を浴びて4回もたず6失点KO。リリーフ陣もタイガース打線を抑えられず、4本のアーチがイチローの頭上を通過した。イチロー自身もこの試合は無安打。ポストシーズンは全9試合にフル出場し、打率・275、1本塁打5打点と奮闘したが、自身初のリーグ優勝は遠かった。

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