プロ1号が初球先頭打者弾 小西つどい「軽くいっちゃいました」

[ 2012年10月19日 11:31 ]

先頭打者ホームランを放った大阪・小西つどい

 日本女子プロ野球リーグは18日、わかさスタジアム京都で後期の2試合を行い、大阪ブレイビーハニーズが3―0で兵庫スイングスマイリーズを下した。

 初優勝への前祝いとも言うべく、どでかい花火を打ち上げた。初回、1番の小西つどいは、兵庫の先発大田の初球をフルスイングすると心に決めていた。必ず取りに来るストライクを狙う。内角低目に来た甘いカーブをゴルフスイングするかのように、思い切りすくい上げた。高い放物線を描いた大飛球は、左翼のラッキーゾーンを越える先制弾となった。

 「思い切り叩いたという感じではなく、スパーンと振り抜いたら軽くいっちゃいました。感触はないですね。途中まで思い切り走ってました」とプロ入り初本塁打に満面の笑みを浮かべた。加えて、リーグ初の先頭打者弾というおまけ付き。特大弾で勢いに乗った大阪は、尚も安打と四球で2死一、二塁の好機を作ると、6番小西美加が走者一掃の左翼線二塁打。この回3点を奪い、そのまま最後まで逃げ切ることに成功した。

 後期シーズンに大阪が好調な要因の一つに、小西つどいの成長は外せない。ソフトボール出身のハンデを乗り越え、自らの打撃を確立した。「一番の違いは、打席での間合いです。投手と打者の距離が野球は違うので、軸をしっかり右に残してから振らないと強い打球は打てない」。当てるだけのパンチショットから、乗せて運ぶ振り切る形への変化。長打が増え続ける裏側には、人並み外れた努力があった。

 「ベンチに帰って久々に頭をボコボコに叩かれたので、ちょっと新鮮です」と連敗ストップで本塁打の余韻にも浸ることができた。ダブルヘッダー第2試合も、先制されながら後半に追いついて引き分けに持ち込むなど、悲願の初優勝へまた一歩近づいた。19日の兵庫戦に勝利すれば、最短で22日にも優勝旗を手にすることになる。波に乗る大阪はノンストップで走り抜ける。

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