巨人 首位ターン確定!内海「やらなきゃ」粘投8勝目

[ 2012年7月17日 06:00 ]

<神・巨>原監督(右)は勝利投手の内海の肩をたたく

セ・リーグ 巨人2-0阪神

(7月16日 甲子園)
 巨人が前半戦の首位ターンを確定させた。16日の阪神戦で先発の内海哲也投手(30)が、8回途中まで無失点の好投。今季8勝目を挙げ、チームも08年以来、4年ぶりに阪神戦5連勝を飾った。

 これで2位・中日とは4ゲーム差。巨人は過去2位に3・5ゲーム差以上つけて前半戦を折り返した年は全て優勝している。前半戦残り2試合を終えた時点での中日とのゲーム差にも注目だ。

 自信を持って内海は投げた。6回2死一、三塁で打席には4番・新井。「きょうは真っすぐが良かった。気持ちで投げました」。2ボール1ストライクから真ん中高めへの141キロ直球。力勝負で押し切り、右飛に仕留めた。

 「きょうは“何が何でも”という気持ちで投げました。(最近)2試合とも、5回もたなかったので。チームに貢献できて良かった」

 初回から飛ばした。3球目にこの日最速タイの142キロを計測。5回まで三塁を踏ませず、7回までわずか3安打に封じた。8回2死一塁で代打・ブラゼルに死球を与えて降板したが、相手に流れを渡すことのない116球だった。

 4日のDeNA戦(横浜)、10日の広島戦(京セラドーム)と2試合連続で5回途中降板した。そこで投球フォームを見つめ直した。「ここ2試合は体が流れ気味だった」と川口投手総合コーチ。しっかりと軸足となる左足に体重を乗せきれなかったため体が早く打者方向に流れ体と腕が離れてしまう。その結果、テークバック時に球の出どころが見やすくなっていたため、軸足の膝を曲げ、頭を残すことを意識。好調時のフォームを取り戻した。

 直球の切れが戻ったことでフォークが効果的だった。普段は打者の目先を変える程度に数球しか投げないが、この日は14球も投じた。スライダーが決まらず「凄く嫌な感じだった」という2回無死二塁では、金本に132キロを沈めて空振り三振。2死後、平野にも落とした。これまでと違う配球となったことで相手の戸惑いを誘った。「良かったのはフォーク。きょうは多めに投げた」と阿部も絶賛だった。

 「海の日」のこの日は今夏一番の猛暑日で甲子園周辺は最高気温31度、湿度90%という過酷な条件だった。「(野手や中継ぎ陣は)9連戦で移動もあって体もきつい。みんな頑張っているし“やらなきゃ”」と選手会長は奮い立った。「普段、歩くときから意識してます」という、へその下に位置する丹田。気力が集まるとされる部位を常に意識することで、体の軸が安定し、投球時にぶれなくなる。だから猛暑の中でも崩れなかった。チームは前半戦首位ターンが決定。原監督は「本来の投球ができたと思いますね。安心して見ていられました」と頼もしげだった。

 2位・中日とは4ゲーム差。過去3・5差以上で折り返したシーズンは、全て優勝している。内海のつけた勢いで、その差をさらに広げる。

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