センバツ21世紀枠の石巻工“再出発の地”で散る

[ 2012年7月17日 06:00 ]

<石巻工・東北>東北に破れ、肩を落とすエース・三浦(手前)ら石巻工ナイン

宮城大会3回戦 石巻工0-7東北

(7月16日 Kスタ宮城)
 石巻工は、原点ともいえる球場で2季連続甲子園出場の夢が途絶えた。昨春センバツに出場した東北に0―7で7回コールド負け。21世紀枠で出場した今春のセンバツでは感動的な選手宣誓を行った阿部主将が三振で最後の打者となり「3年間あっという間だった。もっと長く野球がやりたかった」と大粒の涙をこぼした。

 Kスタ宮城は、昨夏の宮城大会開会式で「あきらめない街・石巻!その力に俺たちはなる!」の横断幕を持って入場行進した場所。エース三浦も「センバツの時に“夏に帰ってこいよ”と声を掛けてもらったのに、それに応えられなくて悔しい」。夏の戦いは終わった。それでも泣き崩れるナインの姿を目にした松本嘉次監督は「いい夢を見させてもらいました」と涙ながらに感謝していた。

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2012年7月17日のニュース