中日7度目零敗…高木監督「トゥモロー・ハッピーバースデー」

[ 2012年7月17日 06:00 ]

<広・中>中日ベンチ高木監督(右)と権藤コーチ

セ・リーグ 中日0-3広島

(7月16日 マツダ)
 球場を後にする指揮官は穏やかな表情だった。投打のかみ合わない完敗に中日の高木監督は「聞く方も聞きづらいでしょ?」と自嘲気味の笑みだった。

 投打の歯車は完全にズレていた。2回1死一、二塁の先制機に高橋周が遊ゴロ併殺。その裏に先発・中田賢が3本の長短打、味方野選で一気に3点を失った。「全体的に点が取れん。今のウチの状況なら投手が頑張ってくれることが、まず大事」と指揮官。打線も大竹に15イニング連続無得点となり、首位・巨人とのゲーム差は4に開いた。

 70歳最後の試合を飾れなかった。監督は15日の試合後17日の誕生日を前に、親族13人が開いたパーティーに出席。孫からも誕生プレゼントをもらうなど、笑顔の一時を過ごした。帰りのバスに乗り込む間際「トゥモロー・ハッピーバースデー」と残した。71回目の記念日には、勝利というナインからの最高のプレゼントがあるはずだ。

 ▼中日・中田賢(7回を8安打3失点で8敗目)先頭打者の安打と四球が良くなかった。

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2012年7月17日のニュース