ラミレス&由伸 胴上げ阻止&CS王手弾!

[ 2011年10月16日 06:00 ]

<巨・中>4回、左越えにソロ本塁打を放つラミレス

セ・リーグ 巨人4-1中日

(10月15日 東京D)
 目の前で胴上げは見たくない――。巨人が15日、アレックス・ラミレス外野手(37)の22号ソロ、高橋由伸外野手(36)の15号ソロの2発で中日を突き放し4連勝。前日に続き、リーグ優勝に王手をかける相手を止めた。負ければクライマックスシリーズ(CS)の本拠開催が消滅する危機をベテラン2人のバットで脱し、16日の中日戦(東京ドーム)に勝つか引き分ければ、CS出場が決まる。敗れた中日の優勝決定は、16日以降に持ち越しとなった。

 中日ファンの悲鳴を、巨人ファンの歓声がかき消した。4万6794人の大観衆の前で、連夜の胴上げ阻止だ。4回2死。快音を残したラミレスの打球は、中日ファンが陣取る左翼席最前列に飛び込んだ。3試合連続の22号先制ソロ。均衡を破る一撃を、今季苦しんできた主砲は「うまくすくい上げることができた。この後のCSに向けても凄く意味のある一打になった」と振り返った。

 10月は13試合で打率・432、4本塁打、6打点。契約するゼット社のバットを微調整して手応えをつかんだ。10月に入り、グリップ部分にヤスリをかけて細く改良。わずか数ミリだが、より力強く握ることで打球に反映した。12日の阪神戦(東京ドーム)では右翼席にアーチを描いた。統一球の影響で本来の打撃が影を潜めていたが「今なら中堅から右翼にも力強い打球を打てる」までに対応した。

 5回は高橋由が続いた。先頭でチェンの内角高め126キロスライダーを叩いた。15号右越えソロ。「(スライダーを)狙っていたわけではないけど、タイミングが自然と合って体が反応してくれた」。7日の中日戦(ナゴヤドーム)では9回1死から引き分けに持ち込む同点打。12日の阪神戦では延長10回に代打サヨナラ3ランを放つなど勝負強さが戻りつつある。

 ラミレスと高橋由。2人のアベック弾が出れば昨年5月16日のロッテ戦(東京ドーム)から6連勝中だ。前夜は沢村が中日打線を2失点完投。この日は打線が相手先発のチェンを攻略した。新人とベテラン、それぞれの意地が本拠地での優勝決定を許さなかった。

 負ければ2位も消滅する危機だった。重圧のかかる試合で踏みとどまり、一転してCS進出へ王手をかけた。原監督は「そのこと(胴上げ阻止)よりも一戦必勝の中で戦っている。良い投球をされていたので、ラミ、由伸が2点取ったのは非常に大きい」と評した。4連勝で今季最多の貯金7。残り2試合。6連勝を思い描いて戦うだけだ。

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