阪神・佐藤輝　「いい形のタイムリー」　新庄シフトにリベンジの一撃浴びせた

オープン戦   阪神6-0日本ハム （ 2023年3月10日    甲子園 ）

＜神・日＞4回、適時打を放つ佐藤輝（撮影・成瀬　徹）
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　やられたら、やり返す。阪神・佐藤輝が新庄シフトに、リベンジの一撃を浴びせた。

　「いい形のタイムリーだったと思います」

　4回の適時打を呼んだのは、紛れもなく3回1死無走者での第2打席だった。日本ハムは新庄監督の指示のもと、この回から内野5人という大胆なシフトを敷いていた。

　一、二塁間へのボテボテの内野ゴロだったが、打球を処理したのは左翼手・松本剛。珍しい「左翼ゴロ」での凡退となった。一方、同じシフトに対して、森下は本塁打。「向こうもいろいろ試しているところ。でも、気にせずに打ちました」とは言うものの、ドラフト1位の2年先輩として、このままでは終われなかった。

　だから、4回1死二、三塁の次打席では強い打球にこだわった。生田目の初球144キロ直球をとらえる痛烈な右前適時打を放った。これで7日の韓国代表との強化試合での本塁打から3試合連続安打。佐藤輝のギアも上がった。（鈴木　光）