【侍ジャパン・ライブ解説】牛島和彦氏 最高の出来だった“第2先発”3投手 準々決勝以降へ大きな戦力に

[ 2023年3月11日 23:03 ]

WBC1次ラウンドB組   日本―チェコ ( 2023年3月11日    東京D )

WBC1次R<日本・チェコ>7回、三者凡退に抑えた宮城(左)を頭をたたいて迎える佐々木朗(撮影・光山 貴大)
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 ウェブサイト「スポニチアネックス」では「侍ジャパン・ライブ解説」と題し、リアルタイムで解説します。WBC1次ラウンドB組で宿敵・韓国に大勝して勢いに乗る侍ジャパンは、チェコと対戦。本紙評論家の牛島和彦氏(61)が、先発した「令和の怪物」こと佐々木朗希投手の投球などを徹底分析します。

 宮城は交代直後こそ連打がからんで失点したが、6回以降は完ぺきな投球だった。壮行試合ではWBC使用球への対応が気になったが、変化球も直球も指にかかってキレのいい球がいっていた。テンポもよくてバックも守りやすい。ほとんどが初見の対戦となるWBCでは宮城のような投手に合わせるのは難しい。先発の佐々木朗とはまったく違うタイプ。この組み合わせは大きな戦力になる。

 中国戦の戸郷は落ちる球があるし、空振りも取れている。韓国戦の今永は直球に力があり制球もいい。宮城も左右に制球できてチェンジアップで三振が取れる。この3試合、大谷、ダルビッシュ、佐々木朗の先発組もよかったが、3試合に投げた“第2先発”も最高の出来だった。プールBを1位通過すると想定すると16日の準々決勝以降、先発3人と第2先発3人を自在に組み合わせられるし、展開次第では第2先発の3人を1イニングずつ投入することもできる。ジョーカー的な役割の宇田川。中継ぎの伊藤、湯浅もいいしまだ登板していない栗林、大勢もいる。栗山監督にとっては決勝ラウンドに向けて手応えを感じられる予選リーグになっている。

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