侍・山川　WBC初安打もペッパーミルパフォ「忘れてました」　8回の好守に辻発彦氏絶賛に「珍しい」

WBC1次ラウンドB組   日本10ー2チェコ （ 2023年3月11日    東京D ）

WBC1次R＜日本・チェコ＞2回、安打を放つ山川（撮影・光山　貴大）
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　第5回ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）の1次ラウンドB組は11日、東京ドームで2試合が行われ、日本はナイターでチェコと対戦。10―2で勝利して3連勝を飾った。「7番・一塁」で先発出場した山川穂高内野手（31＝西武）は1安打1打点で勝利に貢献した。

　今大会初スタメン初出場となった山川は、その期待に初打席で応えた。0－1の2回1死一、二塁から強烈な中前打を放ち初安打。得点には結びつかなかったものの、結果を示した。8回には1死満塁から右犠飛で初打点も挙げた。

　試合後のインタビューでは相手投手の遅球に対して「あれこれ（考える）というよりは、高い球は全部行こうと」と、第1打席で見送ればボールという高めの真っすぐに反応しできた要因を語った。初安打でベンチからペッパーミルパフォーマンスが飛ぶが「自分はあまりベンチを見ない。忘れてました」と失念していたことも明かした。

　打撃だけではなく守備でも魅せた。8回の先頭打者が放った一二塁間の打球を好捕。「あれはよかった。うれしいです」と振り返った。また試合中継したアマゾンプライムで解説を務めていた辻発彦氏が褒めていたことを伝え聞くと「辻さんが守備で褒めるなんて珍しい。ダメ出ししかされないので」と笑った。