鳥谷敬氏 “村神様”不振も問題なし?「全員好調で、渡米して全員不調になるよりは…絶対にいい」

[ 2023年3月11日 17:37 ]

鳥谷敬氏
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 阪神、ロッテで活躍した鳥谷敬氏(41)が11日、MBS系「サタデープラス」に出演。第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)での侍ジャパンについて語った。

 鳥谷氏といえば、13年の第3回同大会2次ラウンド・台湾戦で、自らの判断で同点につながる盗塁を決めた名場面が語り継がれる。番組では、そんな鳥谷氏に、野球少年から多数の質問が寄せられた。

 「世界一に向けて侍ジャパンのキーマンは?」には、不調が続く4番・村上宗隆内野手(ヤクルト)を挙げた。「大谷選手の前を打つヌートバー選手、近藤選手がかなり調子がいい。大谷選手の後ろを打つのが村上選手、吉田選手。吉田選手の調子がいいのでなんとか点が入ってますが、そこに村上選手の状態が上がってくると、かなり得点力が上がってくる」とした。「今、ちょっとタイミングが取れてないのかなっていうのがあるんですけど、きっかけをつかめば…昨年三冠王も獲ってますし。村上選手が頑張ってくれれば、優勝も見えてくるんじゃないかと思います」と話した。

 “村神様”の思わぬ不振を心配する声も多いが、「WBCは2週間ぐらい期間がある大会なので。今全員が調子良くて、アメリカに行って全員が調子悪くなるよりは、調子良い人と悪い人のこのバランスでリーグを戦ったほうが、絶対にいい」とポジティブな見方を示した。大会期間中に「必ず調子の波はあるので。今、いい選手がちょっと落ちてきた時に、今なかなかヒットが出てない選手たちが頑張る、っていうのがチーム」と、経験者として力強く語った。

 さらに「侍ジャパン優勝の確率」をずばり聞かれ、「70%」と回答。「戦い方を見て不安な要素もあるんですけど、大谷選手もダルビッシュ投手も仕上げてくると思います」とし、「30%足りないのは、他の国がやってみないと分からないってところがあるので。力だけじゃ見られないところがあるので不安要素は多少ありますけど、実力的には優勝できる」と断言。決勝にコマを進めてくるのは「ドミニカかアメリカだと思うんですけど、日米で対決できたら一番盛り上がる」と期待していた。

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2023年3月11日のニュース