侍・源田 前日負傷の右手、テーピングで固めて…入場グータッチは左手 栗山監督は容態言及せず

[ 2023年3月11日 17:10 ]

WBC1次ラウンドB組   日本-チェコ ( 2023年3月11日    東京D )

WBC1次R<日本・チェコ>入場する源田。右手にはテーピング(撮影・光山 貴大)
Photo By スポニチ

 第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で14年ぶりの世界一奪回を目指す日本は11日、1次ラウンドB組第3戦でチェコと対戦する。中国、韓国を下して2連勝としている日本だが、チェコ戦前に、栗山英樹監督が会見。源田壮亮内野手(30=西武)の負傷の状況については明言を避けた。

 栗山監督は試合前会見で「いろいろ本人と話しながら前と進んでるんで。もちろん何もないということはなくて、痛めた部分はありますけど。僕はこのまま、前に進んでいけるんだろうなと信じてやっているだけです」とし、容態について言及はしなかった。源田は練習前、東日本大震災から12年の黙とうを捧げ、それ以降はベンチ裏へ下がったまま姿を現さなかった。

 源田はベンチ入りし、試合前のメンバー呼び込みでは、右手にテーピングを施して登場。グータッチは左手で行っていた。

 源田は10日の韓国戦「8番・遊撃」で先発出場したが、3回先頭で四球を選び、続く中村の場面で、けん制に対してヘッドスライディングで帰塁。この際に右手の指を痛めたとみられ、中村が四球を選んだ直後にベンチへと下がった。治療後に一度はグラウンドへ戻り、ヌートバーの中前適時打で本塁へ生還して逆転への足がかりとなったものの、4回の守備から中野を送られて退いた。試合中に都内の病院へ向かい、白井ヘッドコーチは「帰塁の時に相手のスパイクに(指が)引っかかったと言っていた。明日様子を見てですね」と説明していた。

 源田は正遊撃手として、1次ラウンド2試合に先発出場。2試合で4打数1安打、2四球、1打点。守備でも再三の好守で欠かせない存在となっていた。

続きを表示

この記事のフォト

2023年3月11日のニュース