チリが米国を1点差でかわしラグビーW杯初出場 日本と1次リーグ初戦で対戦

[ 2022年7月17日 06:36 ]

ラグビー・23年W杯フランス大会米大陸第2代表決定戦第2戦 ( 2022年7月16日    米コロラド州グレンデール )

 世界ランキング24位のチリがW杯初出場を決めた。アウェーで同17位の米国に31―29で逆転勝ち。ホームで21―22と敗れた第1戦の雪辱を果たして1勝1敗とし、2戦合計得点で52―51とわずか1点上回った。来年9月開幕のW杯本大会1次リーグでは日本、イングランド、アルゼンチン、サモアと同じD組に入り、日本とは9月10日の初戦(トゥールーズ)で対戦する。米国はポルトガル(欧州)、ケニア(アフリカ)、トンガ(オセアニア)―香港(アジア)の敗者の4チームで争う世界最終予選に回る。

 前半は19―14と米国がリード。11分、24分、31分と3連続トライで19―0と主導権を握ったものの、32分にロックのチベッタがシンビン(10分間退場)となった隙を突き、チリが35分、39分と2トライをマークした。米国は後半8分のトライで26―14としたが、チリも11分にトライを返して26―21。18分に米国のPGで29―21とされると、25分にトライを挙げて29―28と1点差に詰め寄り、残り5分でWTBビデラがPGを決めて試合をひっくり返した。

 23年W杯には南米からアルゼンチン、ウルグアイ、チリと史上初めて3チームが出場する。1次リーグD組の日程は以下のように決まった。

 ▽9月9日 イングランド―アルゼンチン(マルセイユ)

 ▽同10日 日本―チリ(トゥールーズ)

 ▽同16日 サモア―チリ(ボルドー)

 ▽同17日 イングランド―日本(ニース)

 ▽同22日 アルゼンチン―サモア(サンテティエンヌ)

 ▽同23日 イングランド―チリ(リール)

 ▽同28日 日本―サモア(トゥールーズ)

 ▽同30日 アルゼンチン―チリ(ナント)

 ▽10月7日 イングランド―サモア(リール)

 ▽同8日 日本―アルゼンチン(ナント) 

続きを表示

2022年7月17日のニュース