W杯で日本と同組のアルゼンチンがスコットランドに劇的勝利 ラストプレーで逆転トライ奪う

[ 2022年7月17日 06:02 ]

ラグビー・テストマッチ ( 2022年7月16日    アルゼンチン・サンティアゴデルエステロ )

<スコットランド・アルゼンチン>スコットランドの突進にタックルするアルゼンチン守備陣(AP)
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 23年W杯フランス大会で日本と同じ1次リーグD組に入る世界ランキング9位のアルゼンチンが同7位スコットランドに34―31(前半13―14)で逆転勝ちした。地元にスコットランドを迎えてのテストマッチシリーズは2日に26―18で11年W杯(ニュージーランド)以来11年ぶりとなる勝利を挙げ、9日には6―29で敗れており、3連戦を2勝1敗と勝ち越した。通算対戦成績は11勝10敗。

 アルゼンチンはチーム歴代最多キャップ&得点を誇るSOサンチェス、スコットランドもSOラッセルやFBホッグらを欠いた布陣。前半はシーソーゲームとなった。アルゼンチンが前半10分、WTBボフェリが自陣から50メートル以上のPGを決めて3―0と先制したが、スコットランドも13分、オフロードパスをつないでWTBファンデルメルバがポスト右へ逆転トライ(7―3)。19分にはカウンターからアルゼンチンSOカレーラスが抜け出してポスト下へ飛び込み10―7と再逆転したものの、スコットランドは24分にゴール前ラインアウトからモールを押し込み、フッカーのアッシュマンが左隅へ押さえて14―10と再びリードを奪った。アルゼンチンも34分、ボフェリがPGを返し、14―13と1点差でハーフタイムを迎えた。

 後半はスコットランドが立て続けに2トライを奪った。2分、最初のアタックでアッシュマンがこの日2つめのトライを左隅へ決め、48分にもゴール前ラックからファンデルメルバがポスト右へ飛び込み、28―13とリードを15点とした。だが、アルゼンチンも10分に途中出場したプロップのチャパロが左中間へトライを返して28―20。31―20の26分には途中出場のSHベルトラノウがゴール前ラックから右中間インゴールへ抑え、31―27と4点差に詰め寄った。そして残り2分、相手ゴール前で得たPKではスクラムを選択。連続攻撃から展開し、40分にボフェリが左隅へトライを決めて劇的な逆転勝ちを収めた。

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2022年7月17日のニュース