南アがウェールズに前週の雪辱で3連戦勝ち越し エツベス100キャップを白星で飾る

[ 2022年7月17日 02:18 ]

ラグビー・テストマッチ ( 2022年7月16日    南アフリカ・ケープタウン )

<南アフリカ・ウェールズ>激しく競り合う両チームの選手たち(AP)
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 世界ランキング3位の南アフリカが同8位のウェールズを30―14(前半17―8)で破り、地元でのテストマッチシリーズ3連戦を2勝1敗と勝ち越した。2日の第1戦(プレトリア)は32―29で南アが勝ち、9日の第2戦(ブルームフォンテーン)ではウェールズが13―12と敵地で初めて勝利を記録していた。同じ南半球勢のニュージーランドがアイルランド、オーストラリアがイングランドに地元で負け越す中、意地を見せた。通算対戦成績は南アの32勝7敗1分け。

 ロックのエツベスが通算100キャップ、フッカーのムボナンビが50キャップ目となった南アは前半4分、SOポラードのPGで先制。13分にはゴール前スクラムを押して反則を3度誘い、最後は速攻からラックを連取してポラードが右中間へ飛び込むトライを挙げた(10―0)。防戦一方だったウェールズは18分、敵陣で左右へ初めてアタックを継続し、フランカーのレフェルが代表初トライ(10―5)。33分にはSOビガーのPGで10―8と3点差に詰め寄ったが、南アは37分、ゴール前ラインアウトからムボナンビが右中間へグラウンディングし、17―8として前半を終えた。

 後半はウェールズが1分、7分とビガーのPGで17―14としたが、FW第1列を入れ替えた南アは12分にゴール前ラインアウトからボールを継続し、フランカーのコリシ主将が左中間へトライ。24―14と突き放すと、37分、40分とポラードがPGを決めてダメ押しした。リーグワン横浜に新加入する南アSHデクラークは後半25分から途中出場した。

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2022年7月17日のニュース