【世界陸上】池田が男子20キロ競歩銀 山西とワンツー「悔しいと思えたことが成長」

[ 2022年7月17日 03:30 ]

陸上・世界選手権第1日 ( 2022年7月15日    米オレゴン州ユージン・ヘイワードフィールド )

健闘を称える金メダルの山西(右)と銀メダルの池田(AP)
Photo By AP

 東京五輪に続く男子20キロ競歩で銀メダルを手にしても、胸の内は複雑だった。序盤から先頭集団につけていた池田は、ラスト2キロで山西をかわして先頭へ。だが、そのリードを守れずに抜き返され、結果的に7秒差をつけられて2位に終わった。

 「東京の銀はうれしい気持ちが大きかったけど、今回はうれしい半面、悔しい気持ちもあった。(スパートで)行ききれず、山西さんに完敗だった」。五輪後も達成感に浸ることなく必死に努力を続けてきたが、金メダルには届かなかった。

 苦い思いを味わいながらも「銀メダルで悔しいと思えたことが成長。今後の糧にしていきたい」と前を向いた。来年のブダペスト大会、そして再来年のパリ五輪で頂点を奪いにいく。

 ◇池田 向希(いけだ・こうき)1998年(平10)5月3日生まれ、静岡県出身の24歳。小学校時代はテニスとスイミングスクールに通い、陸上は中学から開始。静岡・浜松日体高、東洋大出、旭化成。19年ドーハ世界選手権6位入賞。昨夏の東京五輪は銀メダル。「みちょぱ」ことモデルの池田美優ははとこにあたる。1メートル68。

続きを表示

2022年7月17日のニュース