松山英樹は4日間ベストの67をマーク、通算2アンダーで終える「アンダーパーでよかった」

[ 2022年7月17日 21:17 ]

米男子ゴルフツアー 第150回全英オープン最終日 ( 2022年7月17日    スコットランド・セントアンドリュース・オールドコース=7313ヤード、パー72 )

最終ラウンド、10番でバーディーパットを決めた松山英樹(共同)
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 最終ラウンドがスタートし、通算3オーバーの80位から出た松山英樹(30=LEXUS)は7バーディー、2ボギーで67をマークし、通算2アンダーで競技を終えた。

 悪い流れを断ち切る一打だった。前日に76を叩いて迎えたスタートの1番パー4。フェアウエーからの第2打をグリーン手前を横切る小川に入れた。だが、そこからの4打目だ。18ヤードのアプローチをカップに沈め、両手を挙げて白い歯をこぼす。最終ラウンドで、4日間で初めてとなる60台。メジャー覇者としての意地を見せた「聖地」でのラスト18ホールだった。

 「スタートがああいう形で、波に乗れたかなと思う。アンダーパーで終われてよかった」

 第3ラウンドのリベンジも果たした。トリプルボギーを打った6番パー4ではラフからの第2打を1メートルにピタリ、ダブルボギーだった14番パー5ではきっちりと2オンしてバーディーを奪ってみせた。前日に「リンクスコースでなかなかうまくプレーできていない。いいプレーをして、来年以降の全英に向けていい材料になるように頑張りたい」と語っていた松山。その言葉通りに、7バーディーを重ねた。

 今季のメジャー4試合が終了し、「(今季は)全米オープン以外、良くない。来年は4つとも上位で戦えるようにしたい」と話した。次戦は21日開幕の3Mオープン(米ミネソタ州)に臨む。8月にはプレーオフシリーズも控えるだけに、「まずは来週しっかり頑張って。なるべく上位で最終戦までいけるようにしたい」と今後を見据えた。

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