桂川有人は69で日本勢トップの通算5アンダー「また戻ってきたい」

[ 2022年7月17日 21:52 ]

米男子ゴルフツアー 第150回全英オープン最終日 ( 2022年7月17日    スコットランド・セントアンドリュース・オールドコース=7313ヤード、パー72 )

ホールアウトし、笑顔で同組の選手と健闘をたたえ合う桂川有人(共同)
Photo By 共同

 最終ラウンドが行われ、通算2アンダーの55位から出た桂川有人(23=国際スポーツ振興協会)は5バーディー、1ダブルボギーの69と伸ばし、通算5アンダーで競技を終えた。メジャー初出場ながら、日本人最上位の成績を残した。ホールアウト後、中継局インタビューに応じた桂川は「まず4日間プレーできたということは、凄くうれしく思っています」と振り返った。

 この日1アンダーで迎えた4番をダブルボギーとしたが、続く5番パー5で前日のリベンジを果たす。第3ラウンドでダブルボギーを叩き、「ホールアウト後に「やり直したい」と悔やんだ因縁のホール。第2打をピン手前10メートルほどに乗せて、2パットで着実にバーディーを奪った。ここから3連続バーディーと波に乗った。前半で2つスコアを伸ばすと、後半はボギーなしの1バーディー。「1ホールミスしただけで、あとは悪いミスはなかったのでよかったと思います」とうなずいた。

 初めて挑んだメジャーで、収穫と課題も明確になった。国内ツアートップのパーオン率75・877%を誇るショットは「戦えてると自信になった」という一方で、課題に挙げたのがショートゲーム。「課題のショートゲームが明確に出たかなと思います」と分析する。「聖地」セントアンドリュースでの、世界の強豪たちとの4日間の戦いを終えた。23歳は「モチベーションが上がる4日間になりましたし、また戻ってきたいという気持ちが強くなりました」と力強く言った。

続きを表示

この記事のフォト

2022年7月17日のニュース