日大出身・大谷とモンゴル生まれの16歳・幸乃富士が新序出世披露

[ 2022年7月17日 14:02 ]

<名古屋場所 8日目> 新序出世披露を行う大谷(左)と幸乃富士 (撮影・亀井 直樹)
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 三段目取組の途中で、今場所前相撲を取った新弟子2人(再出世の2人は除く)の新序出世披露が行われた。

 化粧まわしを締めて土俵に上がったのは大谷(22=宮城野部屋)と幸乃富士(16=伊勢ケ浜部屋)。100キロ以上の体重差がある両者は3日目に対戦し、大谷が寄り倒しで勝っていた。

 日大相撲部で昨年度副主将を務めた大谷は、部屋では既に宝香鵬や向中野ら幕下力士と稽古を行っており、間垣親方(元横綱・白鵬)には立ち合いの当たり方やまわしの取り方などの細かなアドバイスを受けているという。「ぶつかり稽古が大学の練習とは明らかに違う。プロだなって感じ」と質の高さを実感していた。

 幸乃富士(本名=ガンゾリグ・オリギル)はモンゴル生まれで、5歳の時に来日した。相撲は未経験だったが伊勢ケ浜部屋に入門してから半年以上稽古を積んでいる。前相撲では鋭い立ち合いからの一気の押しで1勝を挙げた。80キロの16歳は「翠富士関や照強関のように体小さいけど力強い相撲に憧れています」と初々しく話していた。

 この日、化粧まわし姿の2人には館内から大きな拍手が贈られた。2人は秋場所から序ノ口の番付にしこ名が載る。

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2022年7月17日のニュース