貴景勝 黒星で11勝4敗、大関昇進ならず

[ 2019年1月27日 17:25 ]

大相撲初場所千秋楽   ●貴景勝―豪栄道○ ( 2019年1月27日    東京・両国国技館 )

<初場所千秋楽>豪栄道(右)に押し出しで敗れる貴景勝(撮影・久冨木 修)
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 大相撲初場所千秋楽は27日、東京・両国国技館で行われ、関脇・貴景勝(22=千賀ノ浦部屋)は結びの一番で大関・豪栄道に敗れた。勝てば、直近3場所で34勝となり、大関昇進に大きく前進したが、一方的に押し出された。阿武松審判部長(元関脇益荒雄)が「もうひと場所見させてもらうことにする」と話し、大関昇進は来場所以降に持ち越しとなった。

 千秋楽は本来、番付最上位である東大関・高安の取組が結びの一番に組まれる。だが、大関昇進を懸けた豪栄道との決戦が、平成最後の聖地の土俵を締めることになったが、これまで通算3勝5敗と負け越している豪栄道に敗れた。

 今場所12勝目を挙げることができず、大関昇進の目安となる“三役で直近3場所33勝”のままで場所を終えた。新関脇で大関に昇進すれば、1936年夏場所の元横綱・双葉山以来約83年ぶりだった。

 ▽大関昇進の条件 「三役で3場所合計33勝以上」が目安とされる。明文化された基準ではなく、この目安を満たさなくても昇進したこともある。照ノ富士は年6場所制が定着した58年以降では初めて三役2場所で、稀勢の里、豪栄道は3場所合計32勝で昇進している。

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