デンソー 59年目で初V!自慢の4本柱で2分4秒差

[ 2013年12月16日 05:30 ]

優勝を決め喜ぶ浅羽(左から5人目)ら

スポニチ後援第33回全日本実業団対抗女子駅伝

(12月15日 宮城・松島町文化観光交流館~仙台市陸上競技場、6区間42・195キロ)
 デンソーが2時間16分37秒の大会新記録で、1955年の発足から59年目にして初優勝した。2区の小泉直子(21)が区間賞の快走で4位からトップに浮上。3区で2位に後退したものの、4区でスーサン・ワイリム(21)が区間新を出して首位を奪い返し、5区・高島由香主将(25)が2位との差を1分37秒差に広げて勝負を決めた。連覇を狙ったユニバーサルエンターテインメントは2位に終わった。

 アンカー浅羽加代が走っている時から、デンソーの選手たちは泣いていた。過去最高順位で優勝したユニバーサルに52秒差をつけられ悔しさだけが残った2位から1年。区間を入れ替えた以外は同じ布陣で2分4秒差をつけて初優勝し、高島主将は「このメンバーで走れたことがうれしい」と満面に笑みを浮かべた。

 大学日本一・佛教大出の石橋麻衣、地元・三重大出身の水口侑子、岡山・興譲館で高校日本一の高島、トラックで世界陸上に2度出場の浅羽(旧姓杉原)。4本柱が区間4位、3位、2位、2位と安定した走りを見せる一方、つなぎ区間の2人が区間賞をマークした。特に2区の小泉はトップと19秒差の4位でたすきを受けると最初から突っ込み、2・8キロで奪首。「ラスト1キロで前に誰もいなかったのでトップと気づいた」夢中の走りで主導権を引き寄せた。

 東京学館新潟高から入社3年目で、昨年は2区で区間新。今季は3月のエチオピア合宿で仙骨(骨盤の一部)を疲労骨折して出遅れ、練習にも身が入らなかったが、普段は陽気な高島主将に「このままじゃいけない」と活を入れられ奮起。全日本予選を兼ねた10月の中日本実業団女子駅伝はメンバー落ちしたが、若松誠監督から「皆が復活を待っている」と言われたそうで「必死に頑張りました」と涙をこぼした。

 絶対的エース不在でも「誰かに頼るのではなく全員がエースという気持ちでやらせてきた」と若松監督は指導方針を明かした。現役時代は京セラなどで駅伝やマラソンランナーとして活躍した育美夫人(旧姓永山)と結婚。就任5年目の今年は「新たな私に挑む」をテーマに自己ベスト更新を求めてきた。中日本地区では08年の豊田自動織機に次ぎ2チーム目の優勝。「中日本は一番レベルが低いと言われてきた。僕らが優勝することでレベルアップできればいい」と胸を張った。

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