ルネサス 3年ぶり優勝に王手

[ 2012年11月11日 06:00 ]

2安打完封勝利を挙げたルネサスエレクトロニクス高崎・上野

 ソフトボールの日本女子リーグ(スポニチ後援)は10日、決勝トーナメントが、わかさスタジアム京都で開幕。準決勝でルネサスエレクトロニクス高崎がトヨタ自動車を1―0で破り、決勝に進出。3年ぶりの優勝に王手をかけた。4回に森の左中間本塁打で挙げた1点を上野が守り切り完封勝ちした。敗れたトヨタ自動車は、デンソーを1―0で破った豊田自動織機と11日に決勝進出をかけて戦う。

 <ルネサスエレクトロニクス高崎 上野2安打完封>トヨタ自動車を内野安打2本に抑えた上野は「1球1球最後まで丁寧に投げた。勝てたことそのものが幸運だと思うし、森にホームランが出たことも運が良かった。この運を逃さないようにしたい」と話した。今年、上野は世界選手権、全日本選手権、国体で優勝。あと1勝で4冠になる。「気持ちも高まっているし、調子もいい。日本リーグでは2年続けて悔しい思いをしているので絶対に今年は優勝したい」と3年ぶりのリーグ制覇に意欲を見せた。

 <トヨタ自動車 想定外の被弾>リーグを1位で通過し、3連覇に向け自信満々だったが、上野に内野安打2本に封じられた。福田監督は「どうして上野を打てなかったのか、しっかりミーティングし直して対応を考えたい」とショックは隠せない。時間をかけて相手打線を研究していただけに、アボットが森に本塁打を打たれたことも想定外だった。指揮官は「気持ちを切り替えて、あす(11日)2試合勝つしかない」と自身に言い聞かせていた。

 ▽準決勝
トヨタ自動車(リーグ戦1位)
 000 000 0─0
 000 100 X─1
ルネサスエレクトロニクス高崎(リーグ戦2位)
 (ト)アボット―渡辺
 (ル)上野―峰

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2012年11月11日のニュース