松山連覇へ猛チャージ 7バーディーだ!ベスト66だ!

[ 2012年11月11日 06:00 ]

6番、富士山を背に第2打を放つ松山英樹

男子ゴルフツアー スポニチ後援三井住友VISA太平洋マスターズ第3日

(11月10日 静岡県御殿場市 太平洋クラブ御殿場コース=7246ヤード、パー72)
 松山英樹(20=東北福祉大3年)が大会連覇へ猛チャージをかけた。パッティングがさえ、7バーディー、1ボギーで、この日のベストスコアとなる66をマーク。首位の石川遼(21=パナソニック)に3打差に迫る7位につけた。最終日はアマチュアとして初のツアー2勝目を目指す。
【第3R成績】

 最終18番、5メートルのバーディーパットを沈めると、ギャラリーから大きな拍手が湧き起こった。最強アマの猛チャージをファンも待っていた。大会連覇を目指す松山が66をマーク。首位に立ったライバルの石川を3打差の射程に捉え、「久しぶりに大量のバーディーを取ったのですっきりした」と笑顔を見せた。

 4番パー3で、7Iで1メートルにつけてバーディーを奪うと波に乗った。前半でスコアを2つ伸ばすと、10番で3・5メートルを沈めるなどパットがさえた。先週はアジア・パシフィック・アマチュア選手権に出場。タイの重いグリーンを戦った後、高速グリーンに舞台を移したことで2日間はパッティングに苦しんだ。

 しかし、この日は見事に修正してみせた。きっかけは前日、ラウンドを終えた後の練習グリーンだった。「入るオーラがないよ」とジョーク交じりに歩み寄った原口鉄也からちょっとしたアドバイスをもらった。「少しアドレスを変えたら凄く打ちやすくなった。これまでも何回かやっていたことですけど、久しぶりにやったらうまくはまった」。左足に重心を置くとストロークが安定。この日のスタート前の練習で1球転がして入ったので「きょうはいいぞ」と確信が持てた。

 東北福祉大の阿部靖彦監督にも活躍の予感があった。「いつもはあまりしゃべらないのに、きょうはあいつから話しかけてきた。調子がいい証拠なんだ」。だからこそ、「去年は2日目に64を出したんだからきょうも8アンダー」とノルマを課したという。2つ足りないながらこの日のベストスコアをマークしたのは狙い通りだった。

 アマでツアー2勝なら初の快挙。リーダーボードをあえて見ないプロも多いが、「勝つか負けるかの勝負なので見ないでどうする。状況判断をするためにも自分は見る」と意識は既にプロだ。首位から4打差に9人がひしめく大混戦。「最終日は良い位置で最終ホールに行けるようにしたい」。もちろん一番上に自分の名前があると信じている。

 ▽松山の昨年の優勝 初日は71で26位につけると、2日目は雨で中止。54ホールに競技は短縮された。3日目の第2ラウンドで8バーディー、64を出し、首位と2打差の2位に浮上。最終日の第3ラウンド、14番のバーディーで単独首位に立つと、最終18番パー5を1打差のリードで迎えた。2打差で同組の谷口が2メートルのイーグルチャンスにつけると、松山は50センチにつけ返してイーグル。通算13アンダーでアマとして倉本昌弘、石川遼に次ぐ3人目のツアー優勝を果たした。

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