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こだわり旬の旅

【静岡&富士宮】「神」は富士山 癒しオーラ満載の神社を巡る

[ 2016年8月7日 05:30 ]

晴れた日には美しい富士山が望めるという山宮浅間神社の遥拝所(富士宮市観光協会提供)
Photo By 提供写真

 “日本一の動物園”の後は日本一の富士山を中心とした世界遺産の構成資産へ。まずは身延線富士宮駅から徒歩10分の富士山本宮浅間大社。806年(大同元年)、征夷大将軍坂上田村麻呂が山宮の地から遷宮したといわれ、全国に数多くある浅間神社の総本宮。富士山の八合目以上が境内という日本一のパワースポットで、本殿、拝殿、楼門などは徳川家康の寄進によるものといわれる。

 富士山の雪解け水が溶岩の間から湧き出ている湧玉池を見ながら、次は大社から車で約10分、大社の旧地とされる山宮浅間神社へ。拝殿、本殿を設けず、富士山を望む遥拝所だけという特殊な神社だが、その分、富士山信仰の歴史が感じられる。残念ながらこの日は曇天で富士山の姿を見ることはできなかったが、階段68段を上った遥拝所から拝む富士山はさぞ崇高だろうと想像できた。

 最後は同神社から車で約9分の村山浅間神社。山岳修験者の中心地として栄え、かつては大社から村山を経て山頂へと登山道が伸び、信仰登山の拠点となっていた。明治の神仏分離で興法寺と呼ばれていた浅間神社が神社と大日如来を祭る大日堂(旧興法寺本堂)に分離され、現在も杉の大木に囲まれた境内には2つが並び建っている。

 山宮、村山の両神社とも標高500メートルにあり、癒しのオーラがいっぱい。大社、神社を回り終えた時、心が洗われたような気分だった。

 ▽行かれる方へ 車は東名(新東名)道富士IC(新富士IC)から約20分。問い合わせは富士宮市観光協会=(電)0544(27)1155。

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