【長崎・五島】江戸時代から由緒ある荒川温泉、無料の足湯で体も心もホッコリ

誰でも無料で入れる荒川温泉の足湯。体も心も温まる
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　福江島で温泉を見つけた。西岸の荒川温泉と北岸の富江温泉の2カ所で、漁村の一角にある荒川温泉を訪ねた。江戸時代後期に湧出の記録がある、島で最も歴史ある温泉で、日帰り温泉「地域福祉センター荒川温泉」（入場料300円）があるが、時間がないため寄ったのはバス停と待合室を兼ねてリニューアルされた足湯（無料）。12～13人は入れる大きさで、泉質はナトリウム・カルシウム・塩化物泉。神経痛や冷え症、切り傷などに効能があるそうで、泉温60～70度の源泉を40度までに冷ましているという。

　無色透明のお湯に足を沈めると、やや熱め。5分も入っていると、足どころか体全体が温まってくる。近くの港では釣り客が竿を垂らし、珊瑚漁から帰港したという漁師が船上で日なたぼっこ。温かな温泉とほっこりした光景に心身とも癒やされた。問い合わせは五島市玉之浦支所＝（電）0959（87）2216。