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こだわり旬の旅

【新潟・湯沢】夏のゲレンデに新絶景スポット!全長100mレインボースライダーでスピード&スリル満喫

[ 2023年8月3日 15:00 ]

レインボースライダーを滑り降り、歓声を上げる子どもたち
Photo By スポニチ

 テレビCMで「絶景」をアピールするプリンスホテルの「苗場」に、“絶景アクティビティ”がお目見えした。緑のゲレンデを滑り降りる色鮮やかな「レインボースライダー」で、高台から絶景を見渡す「Naeba天空テラス」と好対照。近くにはSNSで人気急上昇のアート絶景「清津峡渓谷トンネル」もあり、新潟・中越地区の“絶景巡り”を楽しんだ。

 「ウア~」「キャ~」――上越新幹線越後湯沢駅からバスで約40分、苗場プリンスホテルに隣接する、標高約900メートルの苗場スキー場のゲレンデに、「レインボースライダー」を楽しむ子どもたちの歓声がこだました。

 夏の閑散期のゲレンデを有効利用しようと開催している苗場サマーパークに今季、新しくお目見えしたスライダー。長さ100メートル、幅6メートル×2レーンのワイルドでポップなコースを、直径1メートルのタイヤ状のチュービングで滑り降りる大型アクティビティで、赤、黄、青、紫など七色に彩られたコースが緑のゲレンデによく映える。新たな絶景スポットの誕生だ。

 子どもたちは“7合目”からのスタートだったが、最上部から滑り降りれば最大斜度は12度。「最高時速30キロに達する」(係員)そうで、ここは大人の面目を保たねば、と記者は最上部から挑戦。冬季にも使用するエスカレーターで上りスタート地点に立つと、ゴール地点ははるか下。チュービングに腰を下ろし吸い込まれるようにゴー!となったが、最初からトップスピードで一気に滑っていく。あまりの早さにバランスを崩して半回転。絶景を楽しむ間もなく後ろ向きでゴールしたが、スピードとスリルに魅了されてしまった。

 苗場サマーパークにはこのほか、子供向けに「ストライダー」や「マウンテンバイク」のダートコース、大人向けに人気の「バレルサウナ」や「テントサウナ」も新登場。“夏の楽園”と化しているが、記者の気持ちは“絶景の本命”「Naeba 天空テラス」へと飛んでいた。

 アプローチはホテルそばの「プリンス第2ゴンドラ」に乗って約10分。標高1518メートルにあり、気温20度のゲレンデよりさらに涼しく、極暑から逃れられる別天地。小雨上がりの曇天で眺望に期待はしていなかったが、テラスに立つと、逆に悪天候が雲をつくり雲海のような光景が広がる。雲の下には湯沢の街が広がり、雲の向こうには仙ノ倉山(標高約2026メートル)や三国山(同1636メートル)などの山々がそびえ、雨上がりならではのしっとり感あふれる景観に時間が経つのも忘れた。

 同テラスや隣の「山頂のレストラン」では8月5~26日、夕暮れの幻想的な景色とともにアペリティフ(食前酒)を楽しめる「天空の絶景 夕暮れアペリティフ」を1日5組限定で実施。これを知ったら、また来なければなるまい。

 ▽行かれる方へ 車は関越道月夜野ICから約50分。サマーパークで遊ぶにはレジャーチケットが必要で1枚税込み300円、1冊15枚綴り同3000円。同チケット1冊付き、第2ゴンドラ(往復2200円)乗り放題の宿泊プラン(夕朝食付き)大人税込み1万6747円から。アペリティフ2人同8000円。問い合わせは苗場プリンスホテル=(電)025(789)2211。  

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