【静岡・富士宮】もっちり麺にあっさりソース　B級グルメの頂点・富士宮やきそばに舌鼓

富士宮やきそばの公認製麺工場がある「さのめん」
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　富士宮市を訪ねたらぜひ食べたいのが富士宮やきそば。B級グルメの人気を競うB―1グランプリで2年連続日本一になったご当地グルメで、（1）蒸し麺を使う（2）ラードを作る際に出る肉かすを使う（3）イワシの削り粉をふりかけ、紅ショウガを乗せる――などが特徴。現在、提供する店は約130軒。浅間大社の門前町の雰囲気を残す「お宮横丁」には数軒並んでいるが、訪ねたのは富士宮駅から徒歩約13分の「さのめん」＝（電）0544（28）1211。同市に4つある富士宮やきそば学会公認の製麺工場がある店の一つだからだ。

　同店では、昔ながらの赤麺（450円）、歯ごたえのある黒麺（同）、赤麺にこんにゃく成分を入れた緑麺（500円）、山芋を混ぜ合わせた金麺（600円）の4種類に加え、金麺と地元ブランド牛「富士山岡村牛」をコラボした新メニュー（1300円）を提供。その中から赤麺を味わったが、もっちりした食感でコシがあり、あっさりしたソース味がクセになりそう。窓越しにミキサー（撹拌）、ねかし（熟成）、圧縮・圧延、切断・蒸しなど、やきそば完成までの作業を見学でき、おいしさもまた格別だった。