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こだわり旬の旅

【東京】都会の真ん中“隠れ家ホテル”でリフレッシュ 個性あふれる4つの庭で癒やしの時間を

[ 2022年5月2日 18:58 ]

東京のど真ん中にひっそりとたたずむ「庭のホテル東京」
Photo By スポニチ

 泊まったのは「庭のホテル東京」(千代田区)。1935年(昭10)創業の老舗で、3月にリニューアルオープンしたばかり。「美しいモダンな和」をコンセプトにした、和の趣と現代的な機能性を併せ持つホテルだ。

 名前の通り、こだわったのは庭。1階の水が流れる雑木林の「中庭」、3階の雪見灯籠を置いて創業時の旅館時代をしのばせる「ラウンジテラス」に加え、2階に白砂に大小の石を配した枯山水のような「石庭(いしにわ)」、最上の15階に植栽越しに都会のパノラマが広がる「ルーフトップテラス」を新設。4つの個性的な空間は、東京のど真ん中にありながら、極上の安らぎを感じさせてくれる。

 中でも3階のラウンジテラスには、畳の間を設けて約53平方メートルに拡張された「リフレッシュラウンジ」が隣接。一画を占める新設のドリンクサービスカウンターでは午後4~8時、サイフォンや茶釜で淹れた本格的なコーヒ―、日本茶を無料でサービスしてくれる。雪見灯籠と巨大な岩を伝う水景を見ながらのティータイムは、時が経つのも忘れるほどだ。

 心身とも癒やされて、これまた新設の「シグネチャーツインルーム」へ。旅館をルーツにした庭のホテルならではの、和のコンセプトを持つ部屋で、畳やヒノキ風呂を備え、障子を通した光は柔らかで優しい。旅装を解く間もなくヒノキ風呂に身を沈めると、ヒノキの香りが心地よく、全身から疲れが抜けていく。

 風呂上がり、15階のルーフトップテラスに趣き、備えられた自販機で缶ビールを買い1人で乾杯!眼下には都会の夜景が広がり、最高のビアガーデンだった。

 ▽行かれる方へ JR中央・総武線水道橋駅から徒歩3分。全229室。シグネチャーツインは税・サービス料込み2万5000円から。1階に「ダイニング流」と「日本料理縁(ゆくり)」のレストランがあり、朝食が税込み3000円で味わえる。(電)03(3293)0028。 

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