×

こだわり旬の旅

【長野・岡谷&駒ヶ根】さばきは関東流、焼きは関西風 うなぎの町で味わう絶品うな重

[ 2023年5月4日 14:59 ]

うなぎの町・岡谷市の天竜で味わったうな重。甘めのタレがおいしい!(岡谷市提供)
Photo By 提供写真

 岡谷市は“うなぎの町”でもある。諏訪湖畔に広がり、天竜川の始点を有することから昭和初期までうなぎが捕れ、年間約38トンもの漁獲量があったという。市民も古くからうなぎを食べ、消費量も全国トップクラス。

 関東と関西の中間に位置しているため、岡谷のうなぎは「さばきは関東流の背開き」「焼きは蒸さずに炭火でじっくり焼く関西風」といわれ、市内には伝統を受け継いだ名店が13軒。岡谷ICから車で約10分の「うなぎの館 天竜」=(電)0266(23)0669=で「うな重」(肝吸い付き、税込み4180円)を味わったが、注文を受けてから1匹ずつ備長炭で焼き上げているとあって、皮はパリパリ、中はふっくらで、やや甘めのタレがよくマッチ。実においしい。聞けば、同市は「寒の土用丑(うし)の日」の発祥の地で、冠婚葬祭や小学校、中学校の給食でもうなぎが食べられているとか。うらやましい限りだ。

続きを表示

バックナンバー

もっと見る