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こだわり旬の旅

【群馬・館林】沼岸の神社仏閣を巡る…お辻の方の無念さ伝える善長寺へ

[ 2020年6月4日 13:58 ]

城沼を挟んでつつじが岡公園の向かい側にたたずむ善長寺
Photo By スポニチ

 つつじが岡公園見学後は、城沼の渡し船に乗って真向かいにある「巨法山(こほうざん)善長寺」=(電)0276(72)0099=を訪ねた。室町時代後期の1523年(大永3)、館林城主・赤井家範が創建、大雲惟俊大和尚が開山した曹洞宗の寺院で、境内には伝説になっているお辻とお松の2つの供養塔が建つ。どちらも城沼を背にしており、お辻の無念さが伝わってくるようだ。

 沼岸にはほかにも神社仏閣があり、北東岸には榊原康政が眠る善導寺、西岸には1532年(天文元)、赤井照光が館林城築城の際、城郭の北東隅(鬼門)の方位にあたる地に守護神として創建した尾曳(おびき)稲荷神社。同神社は当時の館林城本丸と相対し、神社建築としては珍しい西向きの社殿となっている。善長寺へ直接行く場合は館林駅からタクシーで約15分。

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