こだわり旬の旅

【北陸】冬の味覚「越前がに」と「ひみ寒ぶり」満喫 温泉で展望露天風呂も

[ 2020年1月15日 19:00 ]

越前がにの目利き体験を指導してくれる、みくに隠居処の伊藤さん
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 冬の日本海の味覚といえばカニとブリ。特に福井県坂井市三国の越前がに、富山県氷見市のひみ寒ぶりはその代表的存在だ。そんな美味を味わってもらおうと、JR西日本などのJRグループは北陸地区で「Japanese Beauty Hokuriku」キャンペーンを3月末まで実施中。「行くなら今!」と、開業5周年を迎えた北陸新幹線に飛び乗った。

 抜群の鮮度と品質の良さから全国のズワイガニの中でもトップブランドとして知られ、皇室に献上されるという三国産の越前がに。足に付けられた黄色いタグがその証だが、どうせ食べるならよりおいしいものをと、新幹線の終点・金沢駅から北陸本線、えちぜん鉄道三国芦原線で2時間半、三国港駅から徒歩8分の「みくに隠居処(いんきょじょ)」(福井県坂井市)で「越前がにの目利き体験」に参加した。

 専門スタッフがおいしいカニの見分け方を伝授してくれるもので、この日の講師は11代店主の伊藤俊輔さん(43)。巨大水槽から2匹の生きた越前がにをすくい上げ、比較しながらクイズなどのお楽しみを交えておいしいカニの見分け方を教えてくれた。

 伊藤さんによると、(1)表面に黒いブツブツ(カニビルの卵)が多く付いている(2)腹部が肌色っぽい(3)足が長くツメが大きい――ことなどがおいしいカニのポイント。腹部が赤かったり、足などが欠けたものは避けた方がいいという。

 伊藤さんの指導で選んだカニは12年もので、約550グラムの大きさ。すぐにゆでて試食できるのが何ともうれしいが、味も裏切らない。真っ赤に変身した殻をはいだ身は弾力性があってやわらかくジューシー。特に足はみずみずしくツメはモリモリ感があるなど、部位によって味わいや舌ざわりが異なる。ブランドガニならではのもので、この季節でしか経験できない至福のひとときだ。

 プレミアムタイムはこれで終わらない。金沢に戻って新幹線に乗り、新高岡駅で城端(じょうはな)線に乗り換え高岡駅から氷見線で30分。宿を取った富山県氷見市の氷見温泉「くつろぎの宿 うみあかり」では「鰤(ぶり)会席プラン」を味わった。富山湾に面した氷見市近海で水揚げされる、重さ6キロ以上の寒ブリの王者「ひみ寒ぶり」のフルコース。刺身や握り寿司をはじめ、黒酢あん、胡麻あえ、しゃぶしゃぶ、だし茶漬け…。中でもぶりしゃぶは肉厚で脂が乗り切り、口の中で溶けていく。

 翌朝、日の出に合わせ展望露天風呂に身を沈めると、弱アルカリ性のナトリウム塩化物泉のお湯に今度は身体がとろけそう。水平線の雲が厚く残念ながら日の出を見ることはできなかったが、眼下に広がる富山湾の美しさに越前がに、ひみ寒ぶりがおいしく育つのも分かるような気がした。

 ▽行かれる方へ 車は北陸道金津ICから約30分。飛行機は富山空港から車で約1時間。越前がにの目利き体験は1人1万9800円(要予約)。午前10時から、3月31日まで。鰤会席プランは1泊2食付税別1万7600円から。問い合わせはみくに隠居処=(電)0776(82)8558、うみあかり=(電)0766(74)2211。

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