こだわり旬の旅

【北海道・道東】気分はカー娘!?聖地・常呂で体感したカーリングの奥深さ

[ 2019年10月5日 16:00 ]

ブラシの柄を支えにストーンを滑らせる!選手はブラシがないのだから、さすがです
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 紅葉など本格的観光シーズンを迎えた北海道で、注目を浴びているのが北見市常呂(ところ)町。昨年の冬季五輪カーリング女子で銅メダルを獲得した「ロコ・ソラーレ」の練習拠点「アドヴィックス常呂カーリングホール」があるからだ。初心者でもカーリング体験ができると聞いて、釧路駅から釧網(せんもう)線に乗って、カーリングの聖地を訪ねた。

 もぐもぐタイムや「そだね~」の言葉などで日本列島を感動の渦に巻き込んだロコ・ソラーレの選手たち。し烈な戦いの中にもほのぼの感を漂わせ、それほど激しくないスポーツに見えたカーリングだが、どうして。釧路から人気ローカル線の釧網線に乗り、終点・網走駅から車で約40分の「アドヴィックス常呂カーリングホール」で体験してみると、チョー甘だったことが分かった。

 軽井沢(長野県)のカーリング場と並び国内最大のシート(カーリングを行う長さ約45メートル、幅約5メートルのエリア)が6つあるカーリングホール。体験したのは初心者向けの「気軽に体験コース」で、指導してくれたのは長野五輪(98年)にも出場したことのある白畑容子さん。ヘルメットをかぶって専用靴に履き替え、左足に裏がツルツルしたカバー状のスライダーを装着してシートに立ったが、マイナス5度に保たれた氷の上。のっけから足元がおぼつかない。

 それでも白畑さんの指示に従って、まずはブラシの柄で体を支えながら氷上を滑る練習。次にストーンを滑らす姿勢の練習だが、これが難しい。約20キロの重さのストーン2つを両手で握って、スライダーを装着していない右足をハック(蹴り台)に置き、装着した左足はヒザが胸に付くくらい曲げる。この姿勢で右足を蹴り体重をストーンにかけて前に進むのだが、足の甲が氷に着く形にならないとなかなか進まない。

 何度も繰り返して前に進むようになったら、いよいよストーンを約30メートル先のハウスと呼ばれる直径約3・7メートルの円に向かって滑らす練習だ。ストーンの上部にはハンドルが付いており、「右手で2時の方向で握り、滑り出した勢いに乗った状態で12時の方向に送り出します」と白畑さん。左手に持ったブラシの柄を支えにするのだが、滑り出した時の姿勢が安定していない上、手を放す際に力むなどして、届かなかったり、ハウスをオーバーしたり…。参加者からはため息が漏れた。

 最後はブラシでスウィーピング(掃く動作)の練習をして約1時間。気温7度と真冬並みのホールの寒さも、終わる頃には冷や汗も混じって汗ばむほど。試合を行うまでにはいかなかったが、あらためてカーリングの奥深さ、ロコ・ソラーレの選手たちの偉大さを思い知った。

 ▽行かれる方へ 女満別空港からは車で約40分。料金はシート利用料1時間1400円、用具利用料1人120円、指導料1時間2000円、防寒着(上下)400円。料金は9月の時点。問い合わせは常呂カーリングホール=0152(54)1099、北見市観光協会=(電)0157(32)9900。

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