瀬古利彦氏 現役絶頂期でのモスクワ五輪ボイコット…「中途半端な気持ちで練習できない」と心情告白

[ 2023年6月3日 22:32 ]

瀬古利彦氏
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 日本陸連の副会長で、マラソン強化部門のプロジェクトリーダーを務める元マラソン選手の瀬古利彦氏(66)が3日放送のBS日テレ「おぎやはぎの愛車遍歴 NO CAR,NO LIFE!」(土曜後9・00)に出演。モスクワ五輪ボイコット時の心情を告白した。

 選手で絶頂を迎えていた23歳の時にモスクワ五輪のマラソン日本代表に選出。しかしソ連のアフガニスタン侵攻による影響で日本はオリンピック出場をボイコットした。

 「当時は負け知らずだった。トラック競技でも日本記録を出したりして、負ける要素がなかった」と振り返るほど自分の走りに自信があったという。

 しかし1980年になってモスクワ五輪をボイコットするかどうかの渦中の中「もう振り回されて…どっちでもいいよと思っていた。マラソンって中途半端な気持ちで練習できないんですよ」と当時の心情を告白した。

 MCの「おぎやはぎ」矢作兼は「モスクワ五輪に出てたら金メダル候補でしたよね?」と瀬古氏に聞くと「候補じゃないですよ。金メダルですよ!」と断言。スタジオが笑いに包まれると瀬古氏は「金メダルは分からないですけど、メダルは獲っていましたね」と笑ってコメントした。

 瀬古氏は84年のロサンゼルス五輪にマラソン代表で出場するが14位に終わった。「8年間の皆さんの思いや期待に押しつぶされた」と練習中からの周りのプレッシャーに自身が勝つことができなかったと語った。

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