「師」と仰ぐ存在　突然引退発表の紳助さんも貫いた“上岡流”

上岡龍太郎さん死去

92年、制作発表に臨む(左から)関口宏、三宅裕司、島田紳助さん、上岡龍太郎さん

　お笑いから身を起こし司会業などで一時代を築いた元タレントの島田紳助さん（67）は、上岡さんから多くを学び「師」と仰いでいた。

　暴力団関係者との黒い交際が発覚したことで突然、引退を発表した2011年8月23日の記者会見では「上岡龍太郎さんも55歳の引退（実際は58歳）。同じ年の引退に運命を感じる」と涙ながらに語っていた。

　ダウンタウンの松本人志から「やめないでください」と電話で慰留を受けたほか、番組の共演者だった上地雄輔が自宅まで来て「お父ちゃん」と泣きながら引退撤回を求めたが「美学を通させてください」と潔く芸能界を去る“上岡流”を貫いた。