王将戦“掛川対局” 動画視聴者数が倍増13万人に

[ 2023年1月10日 05:22 ]

第72期ALSOK杯王将戦7番勝負第1局第2日 ( 2023年1月9日    静岡県掛川市 掛川城二の丸茶室 )

対局を終え感想戦をする藤井聡太王将(右)と羽生善治九段
Photo By 代表撮影

 初日に続き第2日も対局の様子を無料生配信した「囲碁・将棋チャンネル」のYouTubeチャンネル「囲碁将棋プラス」には、この日も多くの人がアクセスし、勝敗が決した瞬間は13万人近くの視聴者が見届けた。初日の視聴者数は多い時間帯で約6万人だったのに対し、第2日は午前中から約6万人が視聴。最終的にはその2倍以上の人が集まった。

 ≪縁起良い記念品 葛布工芸が贈呈≫藤井と羽生に掛川観光協会から掛川市の特産品の葛布(くずふ)を使った名刺入れとペンケースが贈られた。市内の老舗工芸店「小崎葛布工芸」が提供したもので、光沢のある上品な質感が特徴。専務の小崎浩さん(58)は「葛布は“かっぷ”とも読む。“勝つ”という言葉が入っているから勝負事に縁起がいいのかな」と贈呈の喜びを明かした。伝統的な手織りにこだわっているといい「手織りも将棋もどちらも長年の蓄積があってこそで似ている部分を感じる」と話した。 

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