井上貴博アナ　全国旅行支援再開で予算の使い道に疑問「子育て支援などに回していただけないものか」

TBS・井上貴博アナウンサー
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　TBS井上貴博アナウンサー（38）が10日、同局系「Nスタ」（月～金曜後3・49）に生出演し、この日から再開された全国旅行支援に疑問を呈した。

　昨年末でいったん終了した旅行支援は、割引率や各地で使えるクーポンの額が下がったものの、この日から再びスタートした。

　行動制限のない中、既に旅行需要が高まっている状態でのさらなる税金投入に、井上アナは「国の政策としての旅行支援って、いつまで続けるべきなんだろうかと感じるところがありまして」と疑問符。「コロナ禍で大ダメージを受けた観光業界には有効な策だったと思いますけど、今はもう行動制限がありませんし、旅行機運も戻ってきている。今、旅行支援に使える税金があるのであれば、子育て支援などに回していただけないものかなと、個人的には感じる。いつまで続けるべきなのか？」と続けた。

　ジャーナリストの星浩氏は「やっぱり旅行は、自分のお金で自分で工夫して行くのが原則だ、というところに正常化していくところをそろそろ進んでいく必要があると思います」とコメントし、井上アナの意見に賛同した。

　岸田文雄首相による増税策が日々、報じられている。井上アナは「目先は防衛費増税、子育て支援で増税、お金が足りないと言っている。でも、いったん付けてしまった都道府県の旅行支援については、“余っているから使い切って下さい”というふうに見えてしまって」と、大切な税金の使われ方に思うところがある様子。「使えるのなら子育て支援の方に回してもらえないかって」と、切実に訴えていた。

　旅行支援は、金銭的に余裕がある人以外は受けられない支援。ホラン千秋も「結果的に余裕がある方しか使えないという形になってしまうと、ちょっと不公平感もあると思う」と話すなど、スタジオからは疑問の声が次々と上がった。