和田アキ子 本田圭佑のスペイン戦解説に“異論”「今度一緒に解説しようか?決まった方がいいやんか」

[ 2022年12月4日 14:43 ]

歌手の和田アキ子
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 歌手の和田アキ子(72)が4日、TBS「アッコにおまかせ!」(日曜前11・45)に生出演。サッカー元日本代表MF本田圭佑(36)のFIFAワールドカップカタール大会、日本-スペイン戦での解説に異を唱える一幕があった。

 日本は1日(日本時間2日)、スペインと対戦し2―1で逆転勝利。1次リーグは2勝1敗で勝ち点を6に伸ばして、2大会連続の決勝トーナメント進出を決めた。1-1の後半6分、三笘薫が折り返したクロスボールを田中碧が押し込んで逆転に成功した。三笘はゴールラインぎりぎりからボールを折り返したためVAR判定の末にゴールが認められた。

 VAR中、ABEMAで解説をしていた本田は「おかしなこと言うようですけどね、(VAR中の2点目は)決まっていない方がいいという考え方もある」と発言。ピッチ解説を務めていた元日本代表でJ1神戸の槙野智章は「いや、これは決まっていた方がいいです」と反論したが、本田は「いやいや、そうなんやけど。そしたら守備に入るやん?」とも話した。

 この日、「アッコにおまかせ!」に生出演した槙野は「いやいや、言ってることは分かるんですよ。サッカーの心理って言うのは先に先制点を取った、取られてしまうで、このゲームプランってだいぶ変わって来るんですけども、この王者に対して点を先に取ってしまうと、守備に気持ち的に、受け身になってしまうので、残りの時間を考えると、ずーっと守備の時間でサンドバッグ状態になるので、本田選手はこういう言い方をしたんじゃないかなと思うんですけど」と説明。それでも「スコア上、絶対に点は取った方がいいです」と力説し、スタジオの共演者らも同調した。

 陣内智則が「ドイツとコスタリカの得点によって(1次リーグの順位が)変わったじゃないですか。それは選手は分かってるんですか」と質問すると、槙野は会場にはビジョンが4台設置されているとし、「他会場の結果、ゴールが入るたびに順位が入れ替わるっていうのがこの会場で映し出されてるんです。だからドイツが決めてコスタリカが逆転して順位が入れ替わったりすると会場がワーッとなったりとか、そういうのが常にアップデートされてました」と振り返った。

 和田は「それこそ選手も監督も分かるワケでしょう。そんならこの時、決まった方がいいじゃない。そんな守備に入るとか余裕言うてられへん」と強調。「本田君、今度一緒に解説しようか?決まった方がいいやんか」と画面に向かって訴えた。

 槙野はまた、日本が1位、コスタリカが一時的に2位になった際のスペインの反応を聞かれると、「いやもう凄かったです。1位が日本、2位がコスタリカって表示された時は3位4位がドイツスペインじゃないですか。もうとんでもないざわつきが起きて。スペインのベンチ側の選手たちも“あれ見ろ、あれ見ろ、ああなってるぞ”みたいな話はしてましたね」と回顧した。

 和田は「じゃあ日本に限らず相手側のチームも見てるわけだから、みんな真剣ですよね」と話し、「これは今、考えると本田君の言うてる“そしたら守備に入るやん”も相手に対しても言ってんのかも分かんない。守りに入っちゃいけないよ、みたいな。最後まで気が抜けないっていうね。いや、凄いね」としみじみと話した。

 

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2022年12月4日のニュース