布川敏和 迷曲?「スシ食いねェ!」で本木雅弘の知られざる秘話に驚き「今初めて聞いた」

[ 2022年12月4日 19:04 ]

布川敏和
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 元「シブがき隊」のタレント布川敏和(57)が、4日放送のテレビ朝日系「いまだにファンです!」(後3・30)に出演し、グループの代表曲「スシ食いねェ!」の誕生秘話を語った。

 82年にデビューしたジャニーズ事務所の3人組アイドル。デビュー当初はオラオラ系のチョイ悪男子を全面に押し出した楽曲がヒットしたが、その後は和を意識したジャポニズム路線に。「サムライ・ニッポン」「喝!」「アッパレ!フジヤマ」といった、日本を意識した楽曲を発表していった。

 その後、薬丸裕英が手を骨折し、コンサートを布川と本木雅弘だけで回すという緊急事態に。「MCが、モッくん(本木)とではもたなくて、困ってその(前の)晩に作ったんです。明日やろうと、MCの穴埋めで」。急造で作ったのが、同曲だった。

 当時は米ヒップホップグループ「Run-D.M.C.」がヒットし、ラップが注目されていた時代。布川は「“これは音程も取らなくていいな”って。ラップだから。“じゃあラップの曲を書いてくれ。詞は俺が書く”って言って」と、作詞を始めたという。

 ホテルの部屋に缶詰めになり、すしを注文したのが楽曲の大きなヒントに。「すしをホテルのルームサービスで頼んでたんです。“あ、これネタをこうやって…へいらっしゃい!”でいいかなって。歌詞に入れて」。こうして、ラップ調の音楽にすしネタを連呼する歌詞を乗せた「スシ食いねェ!」が生まれた。

 アクシデントや様々な偶然が重なって誕生した曲だったが、元「チェッカーズ」の鶴久政治は、当時の本木の知られざるエピソードを披露した。「発売が決まった時が、モッくん(本木)が泣きながら来て、“これ俺ら歌うんですよ”って涙目になって。“すしですよ?すし。ネタを歌うんですよ?”って、崩れてた」。王道アイドル路線から大きく外れたコミックソングに、本木は少なからずショックを受けていた様子。鶴久は「(チェッカーズの)みんなで気を遣って、飲みに行こうって。朝方まで。泣いて、分かんないくらいみんなで飲んだ」とも明かした。

 そんな本木の複雑な思いに、布川は「今初めて聞いた」と驚きつつも、「俺は、俺が作ったんだからうれしいよ。“俺って天才かな”と」とケロッと発言し、笑わせていた。

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2022年12月4日のニュース