舛添要一氏 杉田総務政務官がLGBT発言謝罪、撤回したワケ「岸田内閣がつぶれないためにやった」

[ 2022年12月4日 14:10 ]

舛添要一氏
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 前東京都知事で国際政治学者の舛添要一氏(74)が4日、ABEMA「ABEMA的ニュースショー」(日曜正午)に出演。杉田水脈総務政務官が2日の参院予算委員会で、LGBTなどの性的少数者やアイヌ民族を巡る過去の発言を謝罪、撤回したことに言及した。

 撤回したのは、2018年に、性的少数者は「生産性がない」とした月刊誌の記述。16年、出席した会議の参加者を「チマ・チョゴリやアイヌの民族衣装のコスプレおばさんまで登場。完全に品格に問題があります」とやゆしたブログの投稿も撤回した。杉田氏は、他の言動も「精査する」と述べ、さらなる撤回を示唆した。性暴力被害を公表したジャーナリストを中傷するツイッター投稿に「いいね」を押した件や、性暴力被害を巡る20年9月の「女性はいくらでもうそをつけますから」発言などが対象になる見通し。

 舛添氏は、杉田氏の謝罪、撤回について「岸田内閣がつぶれないためにやったんですよ。次から次に大臣がやめていく。国会は会期末を控えて、旧統一教会の被害者をめぐる救済法案とかいろいろやらないといけない時に、あのような質問ばっかり大臣とか杉田さんとかにやられると国会は動きませんから、それで直接の親分の総務大臣の命令でやった」と自身の見解を述べた。

 そして、「これやらないと、もっともっと岸田内閣の支持率が下がる。それで岸田さんの任命責任が問われるんです。総務省の仕事の1つに、ネット上で人を誹謗中傷する行為を取り締まる、管理するっていうのが役割。よりによってそこの総務政務官に、最もやっちゃいけないことをやっている人を任命するっていう感覚が、私が野党だったら明確にそのことを国会で申し上げる」と指摘した。

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2022年12月4日のニュース