槙野智章 ピッチ解説で見た“三笘の1ミリ”「会場の雰囲気がもうゴールだろっていうのをつくりあげて」

[ 2022年12月4日 16:46 ]

槙野智章
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 サッカー元日本代表でJ1神戸DF槙野智章(35)が4日、TBS「アッコにおまかせ!」(日曜前11・45)に生出演。サッカーFIFAワールドカップ(W杯)カタール大会1次リーグE組で日本がスペインを下した一戦で、逆転ゴールをアシストしたMF三笘薫(25=ブライトン)の折り返しについて語った。

 日本は1日(日本時間2日)、スペインと対戦し2―1で逆転勝利。1次リーグは2勝1敗で勝ち点を6に伸ばして、2大会連続の決勝トーナメント進出を決めた。1-1の後半6分、三笘薫が折り返したクロスボールを田中碧が押し込んで逆転に成功した。三笘はゴールラインぎりぎりからボールを折り返したためVAR判定の末にゴールが認められた。

 ABEMAでピッチ解説を務めていた槙野は「僕、この目の前でピッチ解説をしているんですよ。解説しながらもそうですけど、みんなラインを割ったと思ってですね、スペイン代表のゴールキーパーとディフェンス陣はもうすぐ(プレーを)始めようとしてるんですね。レフェリーの方も入ってないだろう、ラインを割ってると思ってゲームを始めようとするんですけども、この合図(耳元に人さし指をやる)ですね、この合図がビデオアシスタントレフェリーの発動の合図なんですよ、これが始まった時に、現地にいる日本代表のサポーターたちがプレッシャーをかけるんですよね」と回顧した。

 「サポーターがプレッシャーをレフェリーにかけることによって、レフェリーもチェックをしなければいけないっていう状況でチェックするんです。これって結構現地に行って分かったんですけれども、もちろんレフェリーがビデオアシスタントレフェリーを確認するっていうのもあるんですけど、会場の雰囲気でそれに持ってくってのもあります」と断言。「もちろんビデオでちゃんと確認はしましたけども、会場の雰囲気が“もうゴールだろ、ラインを割ってないだろう”っていうのをつくりあげてるんですよ。それが僕は現地に行って凄く感動しましたね」と興奮気味に語った。

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2022年12月4日のニュース