金子恵美氏 大阪24人死亡火災「プラスケア必要」「どこに怒りをぶつけたら良いのか」

[ 2021年12月20日 17:38 ]

金子恵美氏
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 元衆議院議員の金子恵美氏(43)が20日、隔週で月曜コメンテーターを務める文化放送「斉藤一美 ニュースワイドSAKIDORI!」(月~金曜後3・30)に生出演。大阪市北区の繁華街・北新地にある雑居ビル4階の心療内科クリニックから出火し、24人が死亡した火災についてコメントした。

 大阪府警は19日未明、クリニックに通院していた男を現住建造物等放火と殺人の容疑者に特定したことを発表。男は大阪市の谷本盛雄容疑者で火災で重体が続いている。犠牲となった24人のうち、新たにクリニック院長の西沢弘太郎さん(49)ら兵庫、奈良、大阪の各府県に住む8人の男女の身元が判明した。

 「通院されていたかたも院長が亡くなられたことで、そのショックというところもケアしないと。心療内科なのでプラスケアが必要なんではないかなとも思います」と金子氏。火災発生の17日、仕事で大阪におり、現地で同ニュースを追っていたという。「(クリニックの)入り口を封鎖されてしまったら逃げ場がないということで、じゃあ液体を持ち込ませないようなセキュリティーが必要だったのでは?と言うかたもいたんですけど」としつつ、「でも患者さんの入室をそんな防ぐことができるのか?と、非常に難しいことだなと思ったんです。どうやったら防げたのかな?とも考えたところでした」と思いを語った。

 さらに谷本容疑者に対して、「経緯、追い詰めていたものは何だったのか?家庭の事情いろいろあるとはいえ、私たちが受け止めなければならないのは24名のかたの犠牲が出たということ。これは本当に痛ましいことですし、こうした放火によっての被害、それぞれのご遺族、ご家族の気持ちを考えると…」と言及。「今、この容疑者は言葉を発することが出来ない状況とはいえ、どこに怒りをぶつけたら良いのだろうか?と、そんなふうに思いますね」と、憤りと悲しみをにじませた。

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2021年12月20日のニュース