佐藤浩市 撮影中に落馬・危機一髪の過去「コンマ3秒早ければ、蹄は顔のど真ん中」

[ 2021年12月20日 17:01 ]

佐藤浩市
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 俳優、佐藤浩市(61)が20日、TOKYO FM「山崎怜奈の誰かに話したかったこと。」(月~木曜後1・00)にゲスト出演。撮影中に落馬し、危機一髪のところで助かったというエピソードを語った。

 番組MCの乃木坂46・山崎怜奈に「これまでのキャリアの中でもう立ち直れないっていうような、くじけたってことはありますか?」と尋ねられ、「ありますよ」と応じた佐藤。「もう辞めようっていうか、正直言って撮影中に死にそうになったこともあるし」と告白した。佐藤が命の危機を感じたのは「落馬して後ろから来た馬に頭を蹴られた」瞬間だったそう。川でのシーン、馬から落ちて、ふと顔を上げた時に「馬の蹄(ひづめ)が頭に刺さった」と振り返った。

 それが「コンマ5秒、3秒早ければ馬の蹄は僕の顔のど真ん中」と説明。「鼻のところに食らっていたら僕はもう今、いないわけですよ」と苦笑いした。病院に運ばれる間に「なんか生きているんだな俺、って思った時、だからといってもう現場に行きたくないとは思わなかった」と、当時の心境を明かした。

 山崎は、過酷な経験に驚きつつ「それでもその仕事を続けようと思うのって、なかなか根っこのある事だと思う。その根っこってどうやって生やしていったらいいんですかね?」と質問した。これに対して佐藤は「大変だと思いますよ、それは。僕はこうだってことは言えない」と前置きした上で、「ただ、『だから俺は辞める、私は辞める』っていうエクスキューズにしないでくれ、今起きている事象を。それはあなたの中で整合性がとれたとしても、誰かから見たらただの言い訳だよと。そういう風な考え方に変えてみる」と助言した。「何か一つ、自分の中で乗り切る方法を作っていくしかないよね」と、しみじみ話していた。

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2021年12月20日のニュース